普段からたき火をするのが大好きな我が家。気軽にアウトドアやたき火が楽しめるカフェがあると聞いたので行ってみました。
「outdoor style cafe TAKIBI」は、一見普通のカフェですが、体験メニューがたくさん。さらに、テーブルから食器まで、すべて人気のアウトドアブランド「スノーピーク」の商品がそろっています。実際に使ってみることができるので、アウトドア好きにはたまりません。
たき火が好きな人にも、興味がある人にも、興味がない人にもおすすめのカフェです。
駅から歩いて行ける、たき火カフェ
「Outdoor style café TAKIBI」は鷲塚針原駅から約10分歩いたところにあります。鷲塚針原駅はえちぜん鉄道で福井駅から三国駅に行く途中の駅。えちぜん鉄道は1時間に2本も走る、福井では使いやすい公共交通機関です。
鷲塚針原駅を降りたら南へ進みます。T字路を右に曲がり、突き当りを左へ。県道5号線に出るまで、まっすぐ歩きましょう。県道を南東に進むと見えてきます。
踏切が近く、電車からもお店が見えます。のぼりがたくさん立っているので、車でも迷うことなく到着できますよ。
メインのカフェの横にはトレーラーハウス。裏には芝生スペースが広がります。
中に入ると、外から見るよりずっとアウトドアの雰囲気がします。まず目に入るのが、アウトドアテーブルとチェア。奥にはストーブを囲んだ席も。
店内でたき火はできませんが、モニターにはたき火の映像。お店の中なのに、キャンプをしているような気分になります。
大人数向けのオープンな席もあれば、すこし仕切られたプライベートスペースも。一人でもグループでも楽しむことができます。
アウトドアスタイルとうたっていますが、カフェやランチのメニューも充実しています。おしゃれなカフェとして来るだけでも十分に楽しめますよ。
おすすめメニューは、地元産のおろしそば
色んな要素がぎゅっと詰まった「cafe TAKIBI」でまず楽しみたいのはカフェ。ドリンクだけでなく、カフェらしいランチメニューもたくさんあります。
おすすめはおろしそば。Café TAKIBIがある地域は河合地区といい、地元産のおそばを使った本格おろしそばが食べられます。
おろしそばは福井のソウルフード。大根おろしが特徴です。大根おろしは辛いかもしれないと言われましたが、とても食べやすい辛さでした。蕎麦もおすすめというだけあって味がしっかりしていて、つるりと食べてしまいました。
ホットサンドはコーヒーにぴったり。軽食にもちょうどいい量です。トロトロチーズがたまりません。木のお皿がアウトドア気分を盛り上げてくれます。
さわやかフロートは、福井の人は誰でも知っている「さわやか」という炭酸飲料を使っています。カフェには欠かせないドリンクメニューですね。
駅からも来やすい場所にあるので、県外の人にももっと訪れてもらいたいと言う店長さん。
おそばやさわやかなど、さりげなく福井を推しているので、県外の人にぜひ味わってもらいたいですね。
今回は食べただけですが、ホットサンドは自分で作る体験もできます。卓上のガスコンロを使うので、お店の中で作れます。使うのはスノーピークの「トラメジーノ」。他に、ポップコーンづくりやコーヒードリップ体験もできます。
アウトドア気分を味わいたい人におすすめのメニューが、NISHIKIYAのレトルトカレー。味がなんと20種類もあります。レトルトカレーですが、無添加なのがポイント。キャンプの時に少し準備しておくと役に立ちます。
店頭販売で買って帰ることもできますが、店内で食べることもできます。カレーの値段にご飯の値段がプラスされます。お試しで味わってみたい人にはうれしいシステムですね。
「今週のランチ」は平日限定で、パスタなどのメニューが週替わりで食べられます。
注目したいのがすべてスノーピークの商品を使っているところ。イスやテーブルはもちろん。器やお皿、スキレットももちろんスノーピーク。残念ながら販売はしていませんが、使い心地を味わうことができます。
シンプルなデザインがカフェにしっくりきます。こんなにおしゃれに取り入れられるのかと思うと、ついついほしくなってしまいますね。
実際に使ってみることで、買うきっかけになります。もともとアウトドアが好きな人にもうれしいシステムですが、キャンプ未経験の人にもおすすめ。こんなに気軽に使えるならアウトドアもやってみたいと思えそうです。
外でも楽しめる体験や施設が充実
「cafe TAKIBI」だけで味わえる体験はまだまだあります。
まずはもちろん、たき火体験。1人でも楽しむことができます。道具はすべて貸出なので手ぶらで参加できます。準備や片づけもないので初心者にはぴったりのプランです。
3時間のプランですが、時間は自由に決められて、夜は7時まで楽しめます。秋や春は日中でも楽しみやすい人気のシーズンです。
たき火をしながらマシュマロを焼くこともできますし、カフェで注文した料理も楽しめます。
続いてドックラン。カフェのオーナーさんも犬を飼っているということで、作られた小型犬専用のドッグランです。
建物の裏手の芝生スペースにあります。普段は芝生スペースですが、休みの日は障害物もありました。休日はたくさんのわんちゃんが集まって楽しそうでしたよ。
お店の横に見える四角い箱はトレーラーハウスです。住箱という、こちらもスノーピーク製。
中はソファーとエアコン付きで1日ゆったり過ごせます。完全貸切なので、パーティなどにぴったり。事前予約でオードブルを注文することもできます。
アウトドアをもっと身近に感じるイベント
「cafe TAKIBI」は2023年3月オープン。ちょうど一周年を迎える時に行きました。
1年経ってようやく認知度が上がってきたと言う店長さん。
カフェができた当初は、たき火というコンセプトを知っている人が少なかったそうです。もっとたき火を楽しんでもらおうと、今は毎月定期的にTAKIBI NIGHTというイベントも開催しています。
TAKIBI NIGHTでは、当日いきなり参加でもたき火を楽しむことができます。知らない人同士で火を囲みながらおしゃべりを楽しむことができます。
カフェに来る人の中には、道具はないけどキャンプやたき火を楽しみたい人も来るそうです。「cafe TAKIBI」に来て楽しかったのでたき火台を買いました、と言うお客さんもいました。
1周年を記念した周年祭も開催されました。県内のアウトドア関係のお店などが集まり、テントやたき火、ドックランを楽しむことができました。
他にもアウトドアイベントに出店し、「cafe TAKIBI」の認知度をまだまだ上げたいと思っているそうです。
もっと気軽にアウトドアを楽しんでほしい
ご自身もキャンプによく行き、アウトドア関連の仕事を探していたという店長さん。まだまだ「cafe TAKIBI」の認知度を上げていくことが目標だそうです。
カフェを通して、たき火やキャンプをするきっかけにしてほしいなと言っていました。イベントを通じて、たき火の良さを知ってほしいそうです。
私もよくたき火をするので、火を囲みながらゆったりと会話を楽しむ時間の贅沢さがよくわかります。気軽にたき火を楽しむことができる場所を通じて、自然の良さも感じられるといいなと思いました。
「cafe TAKIBI」はアクセスも良く、手ぶらでも気軽に訪れられる場所。まずはカフェを楽しむつもりで足を運んでみてください。
もちろん、アウトドア目的以外でも大歓迎ということでした。男性一人の方や年配の方もたくさん来てくれるそうです。
色んな楽しみ方がある「outdoor style cafe TAKIBI」。自分なりの楽しみ方を探しに行ってみてくださいね。
outdoor style cafe TAKIBI
住所:福井県福井市川合鷲塚町25-10-1
アクセス:えちぜん鉄道三国線「鷲塚針原駅」から徒歩約10分
TEL:0776-43-9548
営業時間:10:00-19:00
定休日:火曜日