福井市の森田駅の近くに、「だいだい珈琲」というお店があります。
いちど聞いたら忘れられない名前のこのお店は、通常はランチやスイーツ、ドリンクを提供しているカフェです。
そして、夏には行列ができるかき氷屋さんでもあります。
さっぱりとした手作りシロップがのった、ふわふわのかき氷が評判です。
何年か前に友達に誘われて行ったことがありますが、お客さんがいっぱいで入れずに、あきらめた思い出があります。
今年こそはリベンジしたいと思います。
グリーンが映える、シンプルな店内
駐車場はお店の周りに何ヶ所かあるので、お店の前の案内かインスタグラムで見ることができます。
氷の字を見ると、夏っていう感じがしていいですね。
お店に入って右側は、緑のカーテンが日差しをやわらげてくれるテーブル席。
奥にもテーブル席、左側にカウンター席が続きます。
少し離れて、こんな隠れ家的な席もあります。
出会ってしまった限定メニュー
だいだい珈琲のかき氷の季節は、6月の下旬ごろから始まり、約3ヶ月間続きます。
この期間、開店時間は通常より1時間遅い11時半からになり、玄米のランチやケーキプレートはお休みします。
席に着くことができた7月中旬のこの日、かき氷のメニュー表に目を通すと、手書きで付け加えられた”限定”の文字が。
定番の他に、限定メニューを出す時があるようです。
インスタグラムで告知はしていなかったので、どうやらラッキーなときに来ることができました。
限定の、旬のフルーツとバニラ・ラズベリーソースのかき氷。
ふわふわなかき氷という表現を目にした時、氷なのにふわふわ?と半信半疑でしたが、ひとくち食べてみると、確かにそうとしか思えませんね。
そしてふわふわゆえに、口に入れるとなめらかに溶けていくので、この時ばかりはお連れの方との会話をストップして、一心不乱に味わっていただくことをおすすめします。
大きいのでちょっと心配でしたが、食べすすめていくと中にもフルーツが入っていたので、あきることなく食べきることができました。
何よりもさっぱりとした甘みのおかげで、単体ではなくランチの後のデザートにしても、完食できそうです。
山形県からの直送。もものかき氷
そして、8月の下旬からは桃のかき氷が始まります。
山形の農家さんが収穫して送ってきてくれる桃を使ったかき氷で、メニューに加わってから3・4年たつそうです。
だいたい9月中旬まで送ってきてくれるそうですが、自然のものなのでどうなるかは分からないとのことです。
こちらもとても人気で、9月に入ってもまだまだ行列は終わりません。
きれいなピンク色は桃のシロップです。
ヨーグルト・練乳エスプーマがのっています。
ヨーグルトのさっぱりとした酸味と、桃がよく合います。
こちらのかき氷も、食べすすめていくと桃の角切りとエスプーマが入っていました。
桃は3種類が使われていて、シャキシャキの歯ごたえやジューシーさといった、それぞれの違いを楽しめました。
今回はたまたま3種類でしたが、それも送られてくる桃によるそうです。
期間中に何度か足を運んで、異なバージョンの桃のかき氷に出会ってみるのも楽しそうですね。
そうして9月の下旬に、だいだい珈琲のかき氷の季節は終わります。
今回は限定メニューに心を奪われてしまい、定番メニューをご紹介することができませんでしたが、抹茶・あずき・いちごみるくを使ったかき氷があるようです。
キャラメルみるくやティラミスも気になるので、次回の季節の楽しみにしたいと思います。
ランチとスイーツも食べられます
かき氷のほかにこの期間に食べることができるメニューを、ほんの一部ですがご紹介します。
香ばしいナッツにオリジナルのキャラメルクリームがのったトーストランチ。
このほかに2種類のトーストがあります。
自家製アイスの冷やしクリームぜんざいと、冷やし抹茶クリームぜんざいは、ドロッとした濃厚さが特徴です。
温かい飲み物と冷たい飲み物もそろっています。
こちらも、農家さんからの仕入れによって、定番以外のメニューに出会えることがあるようです。
自家焙煎のコーヒーやオリジナルグラノーラもおいしそうです。
食べることやお菓子作りが好きというオーナーさんが、地元で人が集まる場所をつくりたいとオープンさせたこのお店は、来年の2025年に10周年を迎えます。
オーナーさんの希望通り、たくさんの人が集まるにぎやかな場所です。
自家製の材料にこだわりを感じるだいだい珈琲で、夏以外にも、酵素玄米のランチや期間限定の芸術的なスイーツに、ぜひ出会ってみてほしいです。
だいだい珈琲
情報源
住所：福井県福井市栄町14-7
アクセス：JR北陸本線「森田駅」から徒歩約4分
TEL：0776-89-1898
営業時間：10:30-18:00（ラストオーダー17:00）
かき氷期間は11:30開店
定休日：火曜日
不定休
