福井市の「くにみクラゲ公民館」へ、癒しのクラゲたちに会いに行こう

エリア＆駅	福井県福井市鮎川町えちぜん鉄道三国芦原線鷲塚針原駅
カテゴリー	レジャー水族館

福井市の鮎川町に、海の生き物達が集う公民館があります。
その名も、「くにみクラゲ公民館」。
もともとは地区の公民館だった建物を再活用し、水族館の飼育員経験をお持ちの館長さんが、2022年の4月にオープンさせました。
海の街ならではの、小さいけれどユニークなこの水族館で、どんな集会が開かれているのか興味津々です。

個性あふれる涼しげな建物

海岸線ドライブを楽しみながらたどり着いた「くにみクラゲ公民館」は、ブルーのグラデーションがすてきで、クラゲやカニなどの絵が印象的です。
すぐそばにはバス停もあります。
建物の道を挟んだ向かい側には、日本海が広がります。

駐車場は建物の正面と後ろに13台分あります。
近くには海水浴場があるので、満車の場合はそちらの駐車場に停めることもできます。

館内はいわゆるフロアマップといったものは無く、初めて来た人には受付のスタッフの方が簡単に説明をしてくれます。
何が見られるか、行ってからのお楽しみというのもワクワクしますね。

そして何といっても、手作り感あふれるクラゲの工作品や展示物などがあちらこちらに飾られているところに、温かみを感じます。

1階はクラゲとカニのお部屋

まずはメインのクラゲのお部屋に入ってみます。
足元の灯りだけが映し出すほの暗い空間の中に、クラゲの水槽が並びます。

つぎつぎに色が変わるライトに照らされて、幻想的なクラゲがゆらゆらと泳ぐ姿に、いつまでも見とれてしまいます。
この日は常設のクラゲと夏のクラゲ、合わせて10種類を観察できました。
クラゲにも時期があるとは驚きです。
次はどんなクラゲを見ることができるのか、楽しみです。

天井から吊り下がるクラゲの電飾もとってもきれい。

それぞれのクラゲの説明は電子パネルで読むことができ、館長さんとクラゲにまつわる、気の毒なんだけどクスッとしてしまうエピソードも盛り込まれています。
このお部屋では、クラゲの他にもイソギンチャクや、毒のあるいきものなどを観察することができます。

次はカニのお部屋です。
カニだけではなく、エビやヤドカリといった甲殻類が展示されています。

クラゲ以外の生き物も観察できる

2階に上がる階段の踊り場に、お客さんがどこからきたのか、ひと目で分かる地図が掲示されていました。
訪れた際には、ぜひシールを貼ってください。

2階で入れるひと部屋は、もともとは図書室として使われていた広い空間で、主に福井県の海で採取された生き物が展示されています。

広い面積で、上からも横からも観察することができる、「ぺたんこ水槽」。
浅瀬や岩場に生息する魚が、7種類います。

さかなクン（の帽子のモデル）発見！！
水槽の前を移動するたびに、追いかけてくる姿がなんとも愛らしすぎる。

印象的な生き物を紹介させていただきましたが、小さくてきれいな色をした魚から、迫力あるウツボまで、興味深い生き物たちがまだまだたくさん展示されています。
漁師さんが獲った珍しい生き物や、カラフルなウミウシ達といった、新しい生き物との出会いが1年中楽しめます。

自然の魅力は、見るだけでは終わらない

生き物たちの観察をひととおり終えても、楽しみはまだまだ続きます。
ヒトデやナマコ、触ってみてください。

縁日気分でメダカとクラゲボール、すくってください。
ミッションをクリアして、館長からのプレゼントをゲットしましょう。

そしていちおしは、2階の窓から日本海を眺めながらの工作タイムです。
折り紙、紙コップ、ストロー、ひも、色えんぴつと、多彩な材料はすべて入館料込みです。
手ぶらで来て海の生き物を作ったり、オリジナルの紙ファイルを作ったりできます。
スタッフのお話では、ひとりで工作をしたり、デートで塗り絵を楽しんだりする方がいるようで、涼みがてらにいろんな過ごし方があるようです。