日本にはつきものの梅雨。特に北陸は、年間の雨量（雪も含む）が多い地域でもあります。
そんなときを楽しく過ごす方法として、アフタヌーンティーはいかがでしょうか。
ヌン活と略され、2022年の流行語大賞にノミネートされるほど馴染みのあるものになってきましたが、少し敷居が高いイメージもあります。
今回は、気軽にヌン活を楽しめるお店として、「香美楽（かみら）」さんを紹介させていただきます。
福井市中心部から芦原街道を石川県方面に向かい、九頭竜川にかかる橋の手前で左折します。
静かな住宅街の中にある「香美楽」さんは、お客の約8割が常連だという隠れ家的なお店です。
駐車場はお店の前に5台分と、少し離れて第2駐車場に10台停めることができます。
居心地のいい店内
おすすめその1は、オーナーさんのセンスが光るインテリアです。
まずはお店に入ってみましょう。白やベージュが基調のすっきりとした空間に、カラフルなファブリックパネルが際立ちます。
海外から輸入したテキスタイルなのだそうです。
カウンター席とテーブル席がありますが、それぞれが程よく離れており、落ち着いて過ごすことができます。
そして奥のスペースにはテーブルが3卓あり、また違った雰囲気が広がります。
アンティークの椅子はフランス製で、シャンデリアはイタリア製だそうです。おしゃれにくつろげそうで、なんなら住みたい！
お茶を優雅に楽しんでもらいたいという、オーナーさんのこだわりがつまった店内。ゆったりと過ごせる癒しの場所です。
自由なスタイルで頼めるメニュー
おすすめその2は、人数も時間も気にしなくていいところです。
アフタヌーンティーというと、2段や3段のケーキスタンドが象徴するように、複数人で楽しむものといったイメージが強いのではないでしょうか。
もちろん香美楽さんでも、3名以上からの予約制で豪華なティータイムを楽しむことができます。
写真はオーナーさんから提供いただきました。
でも、ひとりやふたりでも大丈夫です。
オーナーさんの手作りスコーンやシフォンケーキは、予約することなく好きなだけ食べることができます。
アフタヌーンじゃなくても、開店時間の10時から、好きな時間にティータイムを始めてください。
スコーンはくるみ・黒ごま・季節の食材を使ったものがあり、シフォンケーキは定番のプレーン・紅茶・バナナの他に、季節によってさくらんぼやゆずなどが加わります。
そして季節のタルトまであり、種類が豊富で選ぶのに迷ってしまいますね。
それぞれ単品でも、ゼリーとアイスがついたプレートセットでも頼むことができ、好きな飲み物と一緒に気軽にティータイムを楽しめます。
スコーンは砂糖が使われておらずあっさりしているので、生クリームと合わさるとちょうどいい感じです。
シフォンケーキも砂糖ではなく甜菜（てんさい）糖が使われており、ヘルシーです。とてもフワフワでいて、生地の味をしっかり感じることもできました。
特別なお茶で非日常体験
おすすめその3です。
イギリス発祥のアフタヌーンティーは、紅茶を飲むのが一般的ですが、香美楽さんのいちおしは中国茶です。オーナーさんが中国の上海でテイスティングし、納得がいくものだけを仕入れています。
もちろんコーヒーや紅茶などもおいてありますが、普段はふれる機会が少ない中国茶でのティータイム、ぜひ体験していただきたいです。
茶葉と、ブレンドするお花は数種類のなかから選ぶことができ、組み合わせを考えるのも楽しいひと時です。
お湯をそそぐと広がる、独特の香りとお花。エレガントなカップとソーサーも相まって、とても華やかです。
ハーブティーの種類も豊富です。
あわら市のハーブ専門店の方が、香美楽さんのイメージに合うブレンドをしてくれているそうです。
健康のために良い物を食べ続けることは、大事だけど毎回は大変。お湯をそそぐだけで簡単に用意できるお茶は、良いものを飲めば体質も変わってくるとおっしゃるオーナーさん。
中国茶のお湯は3回おかわりできるので、良いところをたくさん吸収してください。
ランチも充実
おすすめその4は、日替わりランチです。
11時からの提供で、なくなり次第終了です。
こちらもすべて手作りで、野菜たっぷりのヘルシーな内容になっています。
ご飯は小盛りにも大盛りにもしてもらえるので、少食の方は小盛りでちょうどいいかもしれません。
各種ドリンクや、中国茶とのセットにすることもできますよ。
どこかに出かけるのもおっくうになる雨の日や、自分をいやしてあげたいとき、香美楽さんでゆったりとお茶を飲む時間をつくってみてはいかがでしょうか。
香美楽
住所：福井県福井市舟橋新2丁目1115−1
アクセス：えちぜん鉄道三国芦原線「新田塚駅」から徒歩約15分、車で約2分
TEL：0776−65−5300
営業時間：10:00-17:00
定休日：木曜日、第2・4金曜日
